横浜市港南区は京急本線・横浜市営地下鉄ブルーラインが交わる上大岡駅を中心に、港南中央駅・上永谷駅周辺まで広がる横浜南部のベッドタウンです。大規模な宅地開発が進み、上大岡駅前の再開発で建った高層の複合ビルや大型商業施設と、昔ながらの戸建て・古い団地が混在しています。本記事では、上大岡・港南中央・上永谷エリアの住宅事情と、よくある水まわりトラブルへの対処法を整理してご紹介します。
上大岡駅周辺|駅前タワマン・分譲マンションのトラブル
上大岡駅は京急本線と横浜市営地下鉄ブルーラインが交わり、バス路線も集まる港南区の交通ターミナルです。平成初期から続く再開発で、駅前には商業施設のほか、住宅を含む地上30階・33階の再開発ビルなどが建っています。
比較的新しいタワマンでも、入居から10年以上が経過した住戸では、温水洗浄便座の故障・キッチン水栓のレバーゆるみ・洗面台下の継手からの微小漏水などの不具合が出てきやすくなります。タワマンは管理組合・管理会社とのやり取りが必要になることが多いため、止水栓の場所を入居時に確認しておくのが安心です。
港南中央駅周辺|行政施設と住宅街の混在エリア
港南中央駅周辺は、港南区役所や港南警察署など行政施設が集まるエリアで、周辺には戸建てとマンションが混在しています。築年数の経った戸建てでは、給水管・給湯器・排水管の経年劣化によるトラブルが起こりやすくなります。
このエリアの住宅で起こりやすいトラブルは次のようなものです。
・給湯器がメーカーの定める設計上の標準使用期間(家庭用で製造から10年)を過ぎ、お湯の出が不安定
・洗面所の蛇口からのポタポタ水漏れ(パッキン劣化)
・キッチン排水のつまり(油・食材残渣の蓄積)
・トイレタンク内のフロート弁・ボールタップの不具合による「水が止まらない」
上永谷駅周辺|大規模団地・分譲マンションの配管事情
上永谷駅は横浜市営地下鉄ブルーラインの駅で、周辺の住宅街から利用者が多い駅です。駅周辺には団地・分譲マンションが広がり、築年数の経った住戸も多く見られます。
築古団地・マンションでは、共用部の排水管・給水管の劣化が進み、「上階からの水漏れ」「ベランダ排水溝からの逆流」「赤水(給水管のサビ)」などのトラブルが発生しやすくなります。共用部の配管修理は管理組合の判断が必要なケースもあるため、お住まいの管理形態によって対応の進め方が変わります。
港南区の戸建てに多い屋外配管・排水マスのトラブル
港南区は谷と台地が細かく入り組んだ地形に住宅が広がるエリアで、戸建ての敷地内に排水マス・屋外配管が通っているお住まいが多くあります。築年数が経つと、次のようなトラブルが起きやすくなります。
・排水マスのひび割れ・蓋の破損
・木の根が排水管に侵入してつまる
・地盤の沈下による配管のズレ・継手からの漏水
・敷地内の屋外散水栓・立水栓からの水漏れ
トイレの排水が遅い・排水時にゴボゴボ音がする・庭が一部だけ常に湿っている、といった症状が出たら、屋外配管・排水マスのトラブルが疑われます。早めの点検で被害の拡大を防ぎやすくなります。
港南区で水まわりトラブルが起きたときの初動
水漏れ・つまりが発生したら、被害を最小限にとどめるために以下の3つを実行してください。
① 止水栓または水道メーター横の元栓を閉める(漏水を止める)
② 床・家財をタオル・バケツで保護する
③ 専門業者へ連絡(マンションは管理会社・管理組合への一報も)
港南区はマンション・団地・戸建てで止水栓の位置が異なるため、普段から場所を確認しておくと、いざというときに慌てずに済みます。
出典:横浜市港南区「港南区の位置・地勢」/同「港南区役所 アクセス・駐車場」/横浜市「上大岡駅周辺地区」(市街地再開発事業)/横浜市交通局「上大岡の駅情報」/ノーリツ「【製品の寿命】点検・取り替えの目安について」。本記事では、これらの内容を要約・編集して紹介しています。
