横浜市都筑区の家で給水管(水道管)の古さや水漏れが気になったら、まず水道メーターを境に、道路側か蛇口側かを確かめるのが近道です。横浜市水道局は、水道メーターから道路側の漏水は、水道局で修理できる場合は無料で施工するとしています。一方、メーターから蛇口までの漏水は水道局では修理を行っておらず、水道工事店に依頼する部分です。さらに、メーターまでの古い給水管は、条件に合えば、所有者の申込みで水道局の負担で新しい管に改良する事業もあります。
この記事では、横浜市と都筑区の案内をもとに、ニュータウンの住まいで知っておきたい給水管の持ち主と修理の窓口、水道局の給水管改良の制度、漏水の見つけ方、相談先を整理します(2026年10月時点の情報です)。
港北ニュータウンの住まいで給水管が気になる理由は?
都筑区の紹介ページによると、区内では昭和40年から港北ニュータウンの開発が進められ、計画的な土地利用がなされている港北ニュータウンが区域の約半分を占めています。区の歴史のページでは、港北ニュータウン土地区画整理事業が1996年に完了したことが紹介されています。
街が計画的に一斉に整備された地域では、同じ時期に建った住まいも多くなります。建物の中や地中の配管は目に見えないため、気づかないうちに年数がたっていることがあります。どの家の配管が何年のものかは建物ごとに違うので、まずは自宅の建築年や、これまでの修理・交換の記録を確かめておくと、相談するときに話が早くなります。
給水管はどこまでが自分の持ち物?修理は誰に頼む?
横浜市水道局の案内では、敷地の中の水道管が故障したときの修理先は、水道メーターを境に次のように分かれています。
| 漏れている場所 | 修理の窓口 |
|---|---|
| 水道メーターから道路側 | 水道局(修理できる場合は無料で施工) |
| 水道メーターから蛇口側 | 水道局では修理しない。水道工事店に依頼 |
メーターから道路側の修理でも、宅地内の復旧(舗装などを元に戻すこと)は原則としてお客さまの施工とされています。また、修理場所が容易に掘ったり壊したりできない法面・芝生・植木やコンクリート・タイル・擁壁などの場合は、水道局で修理ができない場合もあると書かれています。
マンションなどの共同住宅の場合は、建物の所有者や管理者、管理会社に連絡するよう案内されています。また、修理には給水装置や土地・家屋の所有者の許可が必要とされているので、賃貸の戸建てに住んでいる場合も、まず大家さんや管理会社に相談してください。
横浜市の「老朽給水管改良促進事業」とは?
横浜市水道局は、道路内の配水管から家への引込管のうち、水道メーターまでにある老朽化した給水管を、給水装置の所有者からの申込みに基づいて、水道局の負担で耐震性に優れた給水管(ステンレス管)へ改良する事業を行っています。
- 対象:口径50mm以下の給水管のうち、市が定める管の種類(昭和50年度以降に布設された水道用硬質塩化ビニルライニング鋼管など)以外のもの
- 工事の範囲:配水管の分岐から水道メーターまで(原則として道路に平行して布設された部分は除く)
- 時期:申請の受付順に施工され、工事に着手するまで6カ月以上かかる場合がある
- 申込み先:横浜市水道局給水工事受付センター
このほか、工事の支障になる構造物がないことや道路管理者などの許可が得られることといった条件があり、給水管の所有者が国や地方公共団体の場合は対象外です。自宅の給水管が対象になるかは管の種類や現場の条件で決まるので、検討するときは水道局のページで条件を確認し、水道局に問い合わせてください。
道路の水道本管の工事のお知らせが届いたら
横浜市水道局は、道路内で水道本管の更新工事をするときに、お客さまが所有する給水管の一部を水道局の費用で新しい管に取り替えています。取り替えるのは道路内から敷地内の水道メーターまでの給水管で、敷地内は2mが上限です。敷地内の工事にはお客さまの同意が必要で、自宅に投函されたお知らせ文に書かれた請負事業者に連絡するか、横浜市電子申請・届出システムから同意を申請します。同意しても、請負事業者の現地確認の結果、敷地内の工事ができない場合があります。同意しない場合は道路内だけが取り替えられ、手続きは不要とされています。
鉛製給水管について
横浜市は、鉛製給水管について「漏水が多く、健康に影響がある」ことを理由に挙げ、昭和53年度から鉛管の使用を全面的に廃止しています。メーターの部分から鉛製給水管の内側をポリブテン管で覆う「パイプイン・エコ工法」は、事業としては平成26年度で終了していますが、お客さまから要望があった場合は無料で水道局が施工するとしています。ただし、メーターの前後で極端に曲がっている管には挿入できないこともあると書かれています。
メーターより蛇口側の漏水はどう見つける?
横浜市水道局は、すべての蛇口を閉めて、水道メーターの中央部にあるパイロットを確認し、パイロットが回転している場合は漏水の可能性があると案内しています。
- 家の中と外の蛇口、トイレ、給湯器などの水をすべて止める
- 水道メーターのふたを開け、中央のパイロット(小さな羽根車)を見る
- パイロットが回っていれば、どこかで水が漏れている可能性がある
使用水量がいつもより多くなったのに漏水が確認できない場合や、調べ方が分からず心配な場合は、水道局が水漏れの有無の確認を無料で行っています(平日のみ・立会いが必要)。ただし、地面を掘らない目視などによる確認のため、漏水場所を特定するものではないとされています。漏水の修理が終わったら、水道料金を一部減額できる場合もあります。
パイロットの見方は水道メーターのパイロットで漏水を見つける・切り分ける方法で詳しく紹介しています。
都筑区で水道・下水のことを相談するなら
道路上から水が出ているときは、道路陥没や交通事故などの二次災害のおそれがあるため、水道局お客さまサービスセンターへ連絡するよう市が呼びかけています。
横浜市水道局は、トイレが詰まったときは水道局では扱えず、各区土木事務所(下水道係)か、トイレの設置・施工業者に相談するよう案内しています。都筑区を受け持つ都筑土木事務所は、下水道・公園係で下水道・水路の相談などを受け付けています。
- 都筑土木事務所(区役所4階41番窓口):都筑区茅ケ崎中央32-1/電話 045-942-0606(受付は午前8時45分から午後5時まで、昼休み 正午から午後1時)
- 水道(給水管・漏水・水道料金):横浜市水道局お客さまサービスセンター/電話 045-847-6262
自分でできること・業者に相談したいサイン
自分でできること
- 自宅の建築年や、これまでの水まわりの修理・交換の記録を確かめておく
- 水道メーターの場所を確かめ、ときどきパイロットを見て漏水がないか確認する
- メーターから道路側の漏水が疑われるときは、水道局お客さまサービスセンターに連絡する
- 給水管の改良の制度が使えるか、水道局のページで条件を確かめる
業者に相談したいサイン
- 蛇口をすべて閉めてもパイロットが回っている
- 水道料金がいつもより急に高くなった
- 庭や駐車場の地面が、雨が降っていないのにいつも湿っている
- 壁の中や床下から水の流れる音がする
Beプラミングでは、水道メーターから蛇口までの水漏れについて、漏れている場所を確かめて修理のご相談をお受けしています。詳しくは水漏れ修理のページもご覧ください。
よくある質問
メーターより道路側の水漏れの修理代はかかりますか?
横浜市水道局は、水道メーターから道路側の漏水は、水道局で修理可能な場合は無料で施工するとしています。ただし、宅地内の復旧は原則としてお客さまの施工とされ、場所によっては水道局で修理できない場合もあります。
古い給水管を水道局の負担で取り替えてもらえますか?
横浜市の老朽給水管改良促進事業では、口径50mm以下で市が定める管の種類以外の給水管のうち、配水管の分岐から水道メーターまでの部分を、所有者の申込みに基づいて水道局の負担でステンレス管に改良しています。メーターから蛇口側の配管は対象外です。
マンションの場合はどこに連絡しますか?
横浜市水道局は、マンションなどの共同住宅の場合は、建物の所有者や管理者、管理会社に連絡するよう案内しています。専有部分と共用部分の考え方はマンションの水漏れは誰が直す?|共用部と専有部の境目と費用負担も参考にしてください。
まとめ
- 給水管の修理の窓口は水道メーターが境目。道路側は水道局(修理できる場合は無料。宅地内の復旧は原則自己負担)、蛇口側は水道工事店に依頼する
- メーターまでの古い給水管は、所有者の申込みで水道局の負担で改良する事業がある(着手まで6カ月以上かかる場合あり)
- 道路の水道本管工事のお知らせが届いたら、敷地内2mまでの給水管の取り替えに同意するかを決める
- 漏水はメーターのパイロットで確かめる。水道局の無料の確認もある
- 下水・水路の相談は都筑土木事務所(045-942-0606)、水道のことは水道局お客さまサービスセンター(045-847-6262)へ
都筑区で水漏れや排水の流れの悪さが気になるときは、横浜市の水道修理のページもあわせてご覧ください。
出典:横浜市水道局「水道の修理」「老朽給水管改良促進事業」「水道本管工事に伴う給水管改良」「鉛製給水管の対応」、横浜市都筑区「都筑区の由来・概要」「都筑区の歴史」「都筑土木事務所」(いずれも2026年10月26日確認)。本記事では、これらの内容を要約・編集して紹介しています。
